Aug 28, 2010
リークして蛇口はまだ開発されていないか?
水道水漏れが生活していれば、必ず経験することである。特に、乱暴に使用しなくても、ゴムの部分や、あるいは金属製の部分でも、長い間使っていると解体され、漏水の原因となる。蛇口の構造では仕方ないことかもしれない。しかし、生活用具がこのように進化している場合は、ここでリークして蛇口が一般化していてもいいような気がする。3月11日、大地震で注目を浴びているウォーターサーバー。グシギ、どの店舗にミネラルウォーターが消えた。仕事の人々は、安全な水を求めて買いだめをして、幼児は天然水ではなく、研修ではないといけないために、研修の入手が非常に難しくなったので、幼児にも安全に飲むことはウォーターサーバーが非常に人気になったようだ。
東日本大震災ルポ・被災地を歩く:
甚大な被害をもたらした3月11日の東日本大震災。一般的なイメージでは、被害は震災当日が最大のもので、徐々に復興への道を辿って来ているというものではないだろうか。確かに、津波による建物倒壊など、震災による被害の多くは当日が最大であり、自衛隊やボランティアらによって瓦礫が撤去されている。しかし現実には、3月11日以降、徐々に状況が悪化している地域がある。
【画像:満潮時には水没する石巻市家の前地区、ほか】
●悪臭、ハエ、地盤沈下――冠水に悩む町
宮城県石巻市。沿岸部は壊滅的な被害を受けた。沿岸部からやや内陸に入ると、まだ瓦礫が撤去されずに放置されているところがある。市内を自動車で走っていてもそうした光景を目にすることができる。同時にそれに伴って、悪臭が漂っているのだ。ヘドロなどがまだ溜まっているため、風のない日にはなんとも言えない臭いが充満している。夜の繁華街である立町でも、それは同じだ。立町では津波が1階部分までやって来た。
臭いだけならまだマシかもしれない。衛生状態も悪化している。これから夏に向かい、入梅や台風を迎える。すでに暑い日が多く、ハエなどの虫が多く発生して住民達を悩ませている。
それに加え、石巻市の沿岸部の一部地域では、1メートル近くも地盤沈下した。そのため、海水面が陸地部分よりも高くなっており、満潮時には、家の床下まで冠水してしまうこともしばしば。大潮の際には最も被害が大きくなる。
どのような冠水になるのか。SNSのGREEでは、「石巻市渡波が冠水する」といった話題が飛び交っていた。そこで私はまず、渡波漁港(石巻市長浜町)に向かった。
6月7日、渡波漁港付近には人がほとんどいなかった。工事は急ピッチで進んでいたが、はまなす保育園の敷地内にはまだ漁船が打ち上げられていた。
近くを自転車で散策していた男性がいた。小林功さん(68)だ。この近くには親類や知人が住んでおり、亡くなった人が多く、行方不明の人もいるという。
「このあたりは、道がなくなっており、海になっていました。近くに家がありますよね。あの家が海に沈んでいたんです。ただ、工事が進んで盛り土をしたので、道が出来たんです。かさ上げをしないと水が入ってきてしまう。冠水もしていましたが、雨がちょっと降れば、海から来るというよりは、下水から(水が)上がってしまうんですよ。満潮時に冠水してしまう。1日2回です。残った家でも毎日浸かってしまう。私も釣りが好きなものですから、ここにはよく来ていました」
また、避難生活の話もしてくれた。「渡波駅付近に住んでいるのですが、当時は出かけていました。地震があって、『津波がくる』というので高台に避難しました。瓦礫があって家に近づけなかったのですが、2日かかってようやく家に戻ることができました。妻は家にいたんですが、家の中の少し高いところにいて、逃げる場所がなくなったそうです。膝まで浸かったけれど、なんとか助かった。それ以上(津波が)来なくてよかったです。このあたりみたいに津波の直撃はなかった。渡波小学校に避難しましたが、寒いし、食糧はないし、もう地獄でした」
当時は雪も降っていたので、避難所生活は耐えられなかったという。そのため、娘がいる仙台へ行った。
「(娘の住んでいるところは)高台なので大丈夫でした。ただ、水道の復旧は遅れました。今は自宅に戻って住んでいますが、工事待ちです。なかなか大工さんが忙しくて、また材料がないとの話です。だから、ゴザを敷いて生活しています。ライフラインは5月19日にガスが入って、整いました。それまでは近くのホテルや自衛隊の支援でお風呂に入っていました。今更、他に移るわけにはいかない。もう年ですから我慢して、少しお金はかかるけど、直して住もうと思います」
●工場の機械が壊れたが、保険はないし義援金も出ない
また、塩富町の付近も冠水に悩まされていた。周囲では満潮でなくても、海水面と陸地の高さがほぼ同じになってしまっている。
のりの養殖業を営んでいる丹野典彦さん(42)は、地震があったとき工場内で作業をしていた。「津波が来る」となったので、高台に避難せずに船に乗り込んだ。船の方が安全だと思ったからだ。
家に隣接している、のり工場を案内してくれた。工場の前には直売所もある。冠水がひどい時期には、50センチほど海水が入ってしまうという。
「家は大丈夫。しかし、工場がダメ。繊細な機械なので、機械1つの修理だけでも600万円はかかる。船は助かったけど、船の保険はあっても機械の保険はない。市でも全壊と半壊の判定をしているが、表面的にしか見ない。工場は一部損壊扱いだから、義援金は出ない。それでも仕事を辞めようとは思わなかった。頑張るぞ、という仲間もいますし。補償の問題は考えないようにしている。考えていたら、前に進まない」
●地震後1カ月ごろから1メートル近い地盤沈下
家の前地区も冠水している。満潮になる7日の朝に訪れたところ、「ちびっこ広場」は全体が冠水していた。周囲の道路はマンホールから水がわき出している。海に近づくと、堤防が機能を果たさないばかりか、地盤沈下もしているために、海水がそのまま陸地に入ってきてしまっていた。
近くでカキの養殖をしている阿部智哉さんに話を聞くことができた。「地震当初はよかったが、地震後1カ月くらい経ったらだんだん悪くなって来ている。以前からすると、1メートルくらい地盤が下がったんです。こうした冠水になるのは台風の時ぐらいでした。仕事にも影響が出ます。従業員は車を近くに止められないですし、冠水エリアを迂回するので、今まで通りの行動ができない。桟橋が海に浸かっているので、行くのも大変です。以前は大潮の時だって、ちょっと水に浸かるくらいでしたから。エリアによってもダメージが違うのですが、カキの棚田にも影響がある。もし余震や津波がまたあったら、カキの種をつけ直さないといけない。海の状況が今度、どうなるか。でもとりあえず去年と同じものを作るしかない」
そう言いながら、阿部さんは心配そうに海を見つめていた。
●浸水とハエに悩まされる
石灰を運んでいる男性に出会った。撒かないとハエが出るという。「撒いてもダメなんだよ。縁の下には撒けないから、消毒してもらわないといけない。トイレにも水が入ってしまう。このあたりは水が引いても、気温が高くなると、ハエがすごい。きょうは撒いてもダメだな、20時くらいまでは冠水しているから。(市の)対応が遅いんだよな。仮設の防波堤ができるという話だが、下水から上がってくるので、海水じゃないかもしれない。けっこう臭いがするし、油もすごい。朝は通勤、通学も大変。浸水しないところまで長靴を履いていく。毎日、海の上にいるようだ」
杖を使って歩いている男性はこう話す。「歩くのは大変ですね。臭いも激しいね。ハエみたい、ちょっと小さなものが出ている。朝と夜はね、2回海水する。このあたりは、みんな床下浸水ですよ。だから、土盛りをしている。そのうち、防波堤を作ることになっている。市から説明があった。大変なんだね。このあたりは歩けなくなる」
●石灰を撒いても虫が出る
また、近くに住む女性も、「家が曲がっている。廊下を歩いただけでも分かる。大工さんに頼もうと思って、見てもらったことがあった。でも、『これは直していいのかな?』と言うくらいなんです。基礎の部分が割れているから。これまで屋根からは雨漏りしたこともないのに……。あと、虫が出ています。うちは床下浸水だけど、石灰を撒いてもらいました。それでも、虫は出て来ている。蚊みたいな虫も出て来たが、あれは蚊ではない(と思う)。人を刺すんです」
市の対応への不満を口にする。「もうノイローゼになってしまいます。市でもなかなか(要望を)受けつけない。熱も40度になるし、目が赤くなる。それでも市に行ったんです。昨日、ようやく市から建築士が見にきた。だけど、サッと見ただけ。どこまで見ているのか……大工さんはちゃんと見てくれてたのに。バカにしているんじゃないかと思うくらいですよ。本当に、朝晩、悩まされてます。また14日に大潮があるんですが、ようやく昨日から堤防の工事が始まりました。地盤沈下のために冠水するので、車も近くには置けない。もう少し(市に)早く対応してほしい」
●新月の大潮、満月の大潮が不安
堤防の工事を見にきたという阿部逸朗さんは、「新月の大潮が終わり、満月の大潮がくる。これがいつまで続くのか」とため息をつく。
「地震の時は、排水溝から水が吹き上がって来た。80センチぐらいでしょうか。さらに砂が出て来ていた。液状化でしょうね。それによって地盤沈下です。ただ、全体的に下がったので、家は傾かなかった。だからこそ、何でもないように見えてしまう。判定が難しいと思う。毎日のこうした生活は困る。修理を頼んでも、こうしたところには来ない。仮設住宅が優先で、後回しになる。だから遠慮しているけれど、かえって不満がたまる。
家の前まで冠水してしまうんです。津波は家の中まで入りましたが、冠水は毎日のこと。しかも1日2回ですからね。生活の影響は大きいですよ。マンホールからも水が噴き出すが、下水の汚水も混ざっている。ヘドロもまだあるので、病気も心配だ」
●震災から3カ月。6月に避難勧告が出た地域も
震災から3カ月が経った石巻市。家が残り、瓦礫もないために、表面的には落ち着いて来たように見える地域もある。しかし、地盤沈下による冠水という震災の影響は、3月11日以降も続き、住民を悩ませている。
3月11日以降、被害が拡大している地域は、こうした沿岸部だけではない。仙台市青葉区折立もそうだ。道路は陥没し、さらに地割れや地滑りなどのため、3月14日に警戒区域となった。梅雨入りを迎えて6月5日には避難勧告を出す方針を決めたという。折立小学校はすでに入構禁止となり、折立中学校に間借りしている。
周囲では家が傾き、道路にはひびが入って、波打っている。中には地滑りによって、家が道路に張り出してきているところもあり、とても危険な状況だ。避難している人もいる。近くに住む女性は、置き去りにされたペットの餌をあげていた。
東日本大震災は津波被害があったことで沿岸部に注目が集まった。確かに、人命や財産への損失は沿岸部が大きいことは間違いない。しかし、被害は津波だけではない。今後は地震被害があった地域の対策にも、目を向ける必要があるだろう。
【渋井哲也,Business Media 誠】
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